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【デジタルガジェットのジレンマ】みんなも結構使えない環境なんだ

【デジタルガジェットのジレンマ】みんなも結構使えない環境なんだ

Evernote Days 2014の企業ブースでとあるメーカーの方とお話をしていたときのことです。Evernote連携のお話でとても盛り上がって、非売品のノベルティとかいただいたんですが、最後に僕が

でも、会社でEvernoteに限らずそういうの、全然使えないんですよね。

と、ぼやいたら、なんとその方の返答が、

まぁ、うちの会社もダメなんですよねぇ…。

そうか、境遇にそれほど違いはないのか

これまで、Evernoteに限らずタスク管理系のソフトやアプリ、サービスの記事を見る度に、結局会社で使えないんだよなぁ、というのが僕の最終的な結論でした。なので、結論はわかっているのでそういったサービスのエッセンスだけでも掴んでアナログな仕事に生かそうと考えていました。しかし、結局使えないんだよなぁ、が前提でいろいろな記事や本を読んでいたのでエッセンスを取り出そうと思ってはいたものの、どこかに適当な感じがあったことは否めません。

それにしても、クラウドサービスと連携した商品を開発して販売しているメーカーでさえ会社内では使えないということは、本当は残念なお話なのでしょうが、僕にとっては「あっ、どこもそうなんだ」、という印象で逆にうれしいニュースでもありました。

便利さよりも、セキュリティ

最も大切なことは、便利であること以前に、そのデータがあるべき場所から出て行かないことです。つまり、流出をさせてはいけません。そして、データそのものの損失もあってはなりません。

これらの点について詳しく書かれている本があのプロジェクトチームは なぜ、いつも早く帰れるのか? いまのメンバーで最大のパフォーマンスを生む!【図解で学ぶ】タスク管理術です。筆者の中島紳さんは仕事で積極的にクラウドツールを使いこなしてチーム内のコミュニケーション、ファイルのやり取り、タスク管理をされてみえますが、やはりセキュリティには気を使ってみえます。Dropboxでのファイル管理について、次のように書かれてみえます。

 では、どのようなファイルであればクラウドに保存して良いのか?その線引きは難しいのですが、私個人の運用指針としては「仮にファイルが流出したとしても、特定の個人や組織に著しい損失を与えることのないもの」と言う認識で運用しています。

本音ではどこでも仕事ができる環境をと思わなくもないですが、もしものときの痛手を鑑みれば、やはり使うことはできないなと思えます。

ちょっとした疑問

ある一定の規模以上の会社はそれぞれにセキュリティーポリシーのようなものを制定して、社内のネットワークからEvernoteやDropboxといったクラウドストレージのサービスへのアクセスを制限しています。おそらくEvernoteはそういった部分へ切り込むべく、Evernote Businessを開始してビジネスシーンにおいてもEvernoteのセキュリティは盤石であるということを全面に打ち出しているものと思われます。

とすれば、現在のEvernoteに限らずクラウドを利用しているシーンはどういうものになるのでしょうか?それは圧倒的な個人的利用に支えられていると単純に解釈していいのでしょうか?つまり、法人向けの利用がまだまだの中で、EvernoteにせよDropboxにせよ、これだけの規模と収益を上げることは一体どうやったらできるのかが今ひとつみえてきません。

例えば僕はEvernoteはPremiumを使用しているのでEvernoteに対しては費用を支払っているわけですが、Dropboxは完全に無料で使用しています。Google Driveは元がGoogleなのでまたお話が別ですが、法人で使えない、そして無料であるのにどうしてビジネスが成立するのか不思議です。

想像以上に大きい個人の力

ただひとつ、これは考え方に変化があったというより考え方が増えたといった方がいいでしょうか、それだけ仕事とは離れたところでの需要が大きいということです。考えてみればフィルムで写真を撮影しいた時代は、見た目にキレイな写真はプロか、ハイエンドのアマチュアが撮影するものでした。それが今では誰でもコンパクトデジカメや携帯電話の内蔵カメラで撮影した写真をFlickrやGoogleフォトにアップできて、専門誌や展覧会に行かなくてはみられなかったような写真がいつでもみることができますし、またいつでもみてもらうことができます。

個人の仕事以外の用途というのは、僕が思っているよりもかなり大きくあるのかなと感じています。

効率的に何かを行うためにアプリやサービスを使う、というのはとてもビジネスライクなことで、それで仕事の能率を上げて時間を作ろうとこれまで考えていました。仕事中心でこれらのサービスを考えていれば、どこかでセキュリティの問題が付いて回ります。ビジネススタートではなく、もっとプライベートスタートでこう言ったサービスを使っていけばいいのかなと思えるようになりました。

そう考えると、デジタルがジェットのジレンマはなくなります。

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