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情報カードっぽく、PowerPointを使う

情報カードっぽく、PowerPointを使う

金融業界に限らず、日常生活は法律にまつわることは目にしないだけでたくさんあります。でも、それはもちろん意識的に法律を気にしているわけではなく、それを知らなくても多くの生活場面では特に問題はないでしょう。

ただ、財産に関わるもの_例えば土地を買うとか、マンションを買うとか_については、契約書を見れば細かい字でビッシリ書き込まれた約款があります。お金を融資する場合にも契約書にはたくさんな法律に基づく約定が書かれていて、それをお客さまに説明してご理解いただかなくてはいけません。

しかし、お客さまに説明する立場である金融機関の職員が、契約書に書かれていることをすべてきちんと説明できるかというと、説明はできるけどその説明内容を全部理解できているというケースはひょっとして全部O.K.とはいかないことがありそうです。

その理由にあげられるのはやはり_専門用語の壁_があるわけです。例えば、「期限の利益」とか…。

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期限の利益は金融機関の職員が必ず理解していなくてはいけないキーワードの1つです。グッと砕いて言ってみれば「返済期限までいきなり銀行は貸した金を返せとは言わない」ということです。この言い方が正しいかどうかはまた議論が別になりますが、上記の程度まで砕けて理解するためには、やはり遠回りせずにその言葉に向かい合わないといけない。

話を戻しまして、情報カードっぽく、PowerPointの話でした。

そこで、こんな風にまとめてみたわけです。

期限の利益は民法にその定義が書かれているわけですが、条文を見せたところで意味が通じるほど甘くはないでしょう。そこで、金融機関の立場からの考え方と、お金を借りた人からの考え方を分けて表現してみました。

では、その期限の利益は一体どこに書かれているのかというと、契約書には期限の利益はいつまでとは書いていないわけで、契約書のどこが期限の利益になるのかを現物に合わせて見せてみます。

Skitch

この情報カードっぽいPowerPointは数枚に分かれているのですが、カードを書きながら自分の理解も深まりますし、説明するときにどう見せれば相手に理解が得られやすいかを想像しながら作業を進めることができました。

PowerPointが数枚に分けたのは、梅棹忠夫先生の「知的生産の技術」に、「1枚のカードには、1つのことしか書かない」ということが書かれていたからです。

カードを複数枚にすることで、上で示した2枚以外にもどういうときに期限の利益はなくなるのかで1枚、期限の利益がなくなるとどうなるのかで1枚という風に自然と1枚1説明になっていきます。もちろん、こういうPowerPointのまま研修のプレゼンができるかどうかはその時次第ですのでわかりませんが、これをベースに足したり引いたりしていけば、いざプレゼン_というよりも研修のとき_に説明しやすいのかなという効果も期待できそうです。

PowerPointを使うということにキモがあるのではなくて、情報カードをPowerPointで清書してみるといった感じで使うことを、最近ちょくちょくやっています。

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