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「知的生産の技術」からの知的生産

「知的生産の技術」からの知的生産

カーソルという雑誌を読んでいます。

著者の方々は日々のWorkをこなしながら、それぞれの知的生産の技術についての思い、考え方を工夫したり、新しい方法を提案されたりしていて、なるほどなるほどと感心したり、これは使えるなと真似をしてみようとしたり、いろんな刺激を受けているところです(まだ読了していない…)。

カーソルという雑誌の存在を知っているものとして、一部の著者の方とTwitterでやり取りをさせていただいている私としては、自分なりの知的生産の技術を作り上げたものってあるのかな?って考えてしまうと、若干いや相当に後ろ向きなお話になってしまいそうです。

いやいや待て待て、そんな後ろを向いた状態を維持していることは精神衛生的によくない。自分なりの「知的生産の技術」はウェブでご紹介できるようなことは確かにないけれども、日常のWorkはいろんな人の知的生産の技術を盗みながらWorkしてるよなと思うわけです。

お正月休みもあったので、昨年の仕事ぶりについて物思いにふけっていました。

あれもやりたかったな、これもやりたかったなというものが真っ先に頭に浮かぶわけですが、そんなことはないあのWorkはできたじゃないか、あのWorkはできるようになったじゃないかと様々なことが知的生産の技術を自分なり_曲がりなりに使うことができたから、結果を出せたWorkがたくさんあるじゃないかということに気がつきました。

今の部署に異動になって1年半ぐらい。
初めてガッツリ法律に関わることになりました。

アウトライナーなかったら、ほぼ法律についていくことはできなかったし、判例を読むこともできなかったと思う。

一番苦労したのは準備書面の作成。
Lawerが起案した準備書面のチェックもアウトライナーがなかったら、全くはかどらなかったと思う。
自分なりの主張をどういう順番で組み込むかは完全にコザネ方式でカードを並び替えてた。

そうやって振り返ってみると、知的生産の技術を使って知的生産はできてたんだなと今は思える(その結果をどう評価されたはまた別問題だし)。
自分のWorkは知的生産の技術をつかって知的生産をして、それを関係ある人にどのようにインプットしてもらえるようにするのか。

今の自分のWorkはそんなところにあるのかなと考えた年明け10日過ぎの今日この頃です。

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