インプットとアウトプットの量についての記事が立て続けにアップされていたので、恐れ多くも乗ってみようと思います。
ソーシャル疲れに対する処方箋としての「10万字インプット・5000字アウトプット」:[mi]みたいもん!
R-style » 「10万字インプット・5000字アウトプット」について考えてみた
「10万字インプット・5000字アウトプット」の記事を読んで頭に浮かんだことを、言葉にして伝えようとしてみる
インプットした量 > アウトプットできる量 であることは経験的に知っている
考え方にせよ方法論にせよ、それができるようになる、あるいは実際に使えるようになるものはインプットしたもののうちほんのわずかです。これは経験的に理解している人が多いと思います。なぜならばインプットしたものと同じケースが現れることはごく稀で、一部同じ境遇に巡り会ったものだけがその時のアウトプットで利用することしかできないからです。
これは学生時代よりも、働き始めてから特に実感していることです(学生時代に気がついていればよかった、という後悔はやめましょう)。それも割と早い時期に感じていたことでもあります。
経験の浅い働きはじめのころは、アウトプットをスムーズに行うためにはとにかくインプットしまくらないことには仕事が進みません。仕事が進まなければ(いろいろな意味合いで)話が始まりませんので、とにかくインプット重視にしていました。今でもこの考えに変わりはありませんし、それだけに10万字インプット、5000字アウトプットというタイトルに反応したのだと思います。
何かの拍子で、インプットした量 = アウトプットできる量 になるときがある
時間は限られていますので、常に
インプットした量 > アウトプットできる量
の関係が成立することは、いやさせることは困難を伴います。
もし僕が、
インプットした量 = アウトプットできる量
で満足しているのであれば、それはアウトプットできる量のパラメータが1まで上昇したことであってそれはそれで喜ばしいことです。しかし、これはほんの一瞬で終わります。
調子が上がっているときは インプットした量 < アウトプットできる量 になるときがある
そのときそのときの基本的なインプットとアウトプットの関係は
インプットした量 > アウトプットできる量
ではありますが、今この時のアウトプットに以前インプットしたものが役立つときがありますので、稀に
インプットした量 < アウトプットできる量
が成立することがあります。この時は調子が出ている証拠ですし、アウトプットできる量のパラメータが1を上回っていることですからこちらも当然喜ばしいことであります。
調子に乗りすぎるな
インプットした量 < アウトプットできる量
であるときは、偶然です。たまたま、昔の貯金が役に立ったにすぎません。それに早く気がつかなくてはいけません。調子が上がっているときは自分へのアテンションが下がる傾向が(僕には)あるので、気がつけばインプットの量もアウトプットの量も両方低下していることになります。
これらの流れをグラフに表してみると、こんな感じではないでしょうか。
この両方とも低下している状態に気がつくことが僕は苦手です。おそらく直前までの成功体験が引きずられているのでしょう。両方のパフォーマンスが落ちていることには気がついていてイライラするのですが、それにいつ気がつくのかが早く両方のパフォーマンスを高めるきっかけになります。そのためのトリガーは何なのか。それは改めて探してみる必要がありそうです。
インプットとアウトプットの関係
例えば関数で表すとこのような感じになります。
無理矢理線形関数にしましたが、人間の記憶と表現は線形ではありません。そこに感情や疑問などが入りますので本来は非線形であるわけですが、わかりやすくするとこういえるでしょう。
今現段階でアウトプットできる総量は、これまでインプットしてきたものの総和と関数になります。
パラメータ ”a” の問題
常にaは0以上1以下になります。
パラメータ “a” を高めるにはどうすればよいのでしょうか。ここに巷あふれる○○術とか□□の方法といったことが、おそらくパラメータ”a”を高めることを言いたいのだと思います。しかし、それだけでパラメータ “a” は高まるものでしょうか。
そこには、その人なりの創意工夫が必要だと思います。○○術をインプットし続けていれば、パラメータに変化がなくてもアウトプットできる量は比例して増加していきます。しかし、問題はインプットする量もさることながら、インプットするのはパラメータ “a” を高めることであるということを忘れてはいけません。
ダミー変数をあてにしない
ときには思いついたアイデアでアウトプットできる量を増やすことができます。
しかし、これはあくまでも”何か”がどう出てきたかの問題であって、恒常的なアウトプットの量を安定させるものではありません。これに気がつかずパラメータ “a” の向上を忘れることがないようにしたいものです。
インプットを増やすことは、アウトプットを増やすことだけれども加速度をもちたい
そのためには、インプットをしながらパラメータ “a” をどのように高くするのかということです。それにはどうすればパラメータが高くなるのか、高くすることができるのかをインプットと同時に試行錯誤することが、空気であるはずのライフハックだと思います。
インプットとアウトプットの量的逆転に早く気がつく、そして両者の関係の(自分勝手な)一考察 http://takakikobayashi.com/2014… @takaki_co8ya4さんから