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パソコンで作業するインプットを、パソコンから流れる音楽のアウトプットで相殺されないために

パソコンで作業するインプットを、パソコンから流れる音楽のアウトプットで相殺されないために

まったくの無音な状態、それは絶対に経験ができないことです。僕たちは静かな日々を過ごすことはできても、音が全くない生活は送ることができません。どんなに遮断効果が高い部屋に入っても、そのなかで発生する音までも消してはくれません。

人が何かに集中するとき、雑念が入らないようにできるだけ静かにした方がいいことは大勢の方が納得されると思います。一方で、カフェのような喧噪さがあった方が逆に集中力が高まるという意見もたくさんあります。

iPodが登場する前まで、僕たちの聴く音楽は外ではウォークマン、家ではラジカセと役割が別れていたような気がします。今では音楽はダウンロード、入っているのはパソコンとiPhoneだけという方もみえるでしょう。外ではiPhone、家ではパソコンが現代の音楽の聞き方なのかもしれません。

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photo credit: Nesster via photopin cc

ラジカセが現役だったころ、おいてある場所は机の後ろの棚だったり床だったり、机の目の前にドンとおいて聴くよりも、周りから音が聞こえてくるという感じだった記憶があります。カフェの喧噪のなかの方が集中力が高まるという方は、なんとなく感じがわかっていただけるのではないでしょうか。

ラジカセがなくなり、それがパソコンに移動してから文章を聴くのもDVDをみるのも、音楽を聴くのも全部パソコンでやるようになりました。以前のパソコンは音がいいスピーカーがついていなかったので、小さい卓上用のスピーカーをイヤフォンジャックにつないでいたときもありました。でも、どこか聞こえてくる感じが、ラジカセのころと違うのです。

音楽を流していると集中できない。それどころか、音が邪魔になる。そんな感じを抱いて、それはなぜだろうとずっと考えていました。しばらくして気がついたのですが、音が真正面から出ていることが原因ではないかなとおもい、スピーカーを机の上から横の棚へ動かしてみました。そうすると不思議と音が少しだけ邪魔にならなくなりました。たぶん自分がパソコンに向かって何かに挑んでいるときに、真っ正面から出てくる音はどうも集中力を相殺しているような感じがします。

意気揚々と空を飛びはじめるには、逆風を利用して翼は揚力を得ます。ところが音楽の逆風は仕事の揚力をつけるには若干風向きが違っているのかもしれません。

数年前、ネットワークオーディオというものを知りました。みてみると、MacのAirplayを使って、ケーブルをつなげることなくオーディオからパソコンの音楽を聴くことができることがわかりました。本格的なものはお値段も相当素敵なものでしたが、お手頃価格で買うことができるモデルがちょうど発売されたタイミングも相まって、衝動買いしてしまったことを思い出します。

目の前から音楽が聞こえてこない。どこか違うところから聞こえてくる。久しぶりに感じる音楽の聞き方だったようでした。

ネットワークオーディオは無線LANでインターネットに接続ができます。パソコンの電源が入っていなくても、インターネットラジオが聴き放題です。その1年ぐらい前に、名古屋では6年数ヶ月で放送を終了してしまったラジオ局があります。ラジオ局の閉局は日本で初めてということでした。外国人向けに開設されたそのラジオ局はもともと好きな音楽のタイプがぴったりで、ずっと聴いていました。放送が終わってからは他のラジオ局を聴いても全くおもしろくなく、気に入ったタイプの音楽ばかり流れてくるインターネットラジオを聴くようになったのは自明だったのかもしれません。

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