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残業時間を決められない人たち

残業時間を決められない人たち

ボクの勤める会社では、終業時刻は17:20。そして残業は1時間は認めるが、1時間を超過する場合は人事部へ申請せよという決まりになっています。

ただ、この決まりの解釈は自分のボス次第でかなり幅が開きます。会社の決定は何事にも変えられないというボスの場合、ブチ込んででも終業時刻の1時間後、18:20に鍵をかけろと譲りません。一方で弾力的なボスの場合、残業の必要があれば速やかに報告すること、そして人事部へ申請をするということになります。

我々被雇用者にとって、悪くいえば時間に弾力性がもたせられないから片付くものも片付かないですし、よくいえば付き合い残業をしなくてすむということになります。そういう意味では、何時まで会社にいて労働するかのイニシアティブはこちら側にあるはずです。

どこまでやるのか

正論を突き通せば、いろいろとある仕事のうち、今日はこの案件をここまでやっておかないと次の段階に進めないというのがありますので、今日の日中の予定と空き時間、やっておくべきことにかかる時間を足す、または引けば何時に上がりになるのかはある程度わかるはずです。ある程度、とつけたのには営業時間中は門戸を鎖せない仕事柄、予定外のことが発生して空き時間が減ったということを加味してです。

何時までやるか

とはいうものの、自分が今日はここまでやっておきたいということが終わった後でももしまだ誰かが残って仕事をこなしているのであれば、それならばもう一仕事しておこう考えることは実際あります。そういう意味での付き合い残業は(気分次第では)やります。

何時までやれるのか

一方で、残業ができるのであればとにかく会社が閉まるまで仕事をしますという人が多々います。こういう人たちの特徴として、「今日残業やるひと?」と聞くと数人と顔を見合わし、そして下を向きます。答えは返ってきません。とにかく会社が開いている時間はやれるところまでやっておこうというわけです。それもわからなくはありません。

違いは何か

要するに仕事の総量がわかっているか、わかっていないかの違いです。融資の案件は稟議書を作るわけですが、ボクとしては稟議書を作るのは一番最後の仕事です。決裁者に届くまでに何人かのハンコが必要なわけですが、それらの人たちがスムーズに稟議書を回付できるようにデコレーションすることが稟議書を作成することだと思っています。

なので稟議書を作成する前に小麦粉と牛乳と砂糖を混ぜておく、オーブンに入れてケーキの生地を焼いておく、デコレーションに使う生クリームをホイップしておくという作業が終わって初めて稟議書の作成にいくわけです。小麦粉の準備から生クリームのホイップまでの作業にどれだけの労力が必要なのか。それは案件ごとに千差万別なのですが、それが仕事の総量になります。この案件をGoにもっていくまでにどれだけの作業が必要なのか。それがわからないと、今日はどこまでやるのかも、何時までやるかも決められません。

自分で自分の時間をコントロールしない

時間のコントロールができるかできないかを問われると、それは言い切れなくて外部性によってできる場合とできない場合があるというのが実際の本音です。しかし、外部性が特になければコントロール可能なはずなのに、それをやらないという人が案外と多いものです。その中にはコントロールがやれない人も含みますが、本人に時間感覚があるのならば、やらないに統一できそうです。

中間管理職の役回り

そこで、どのようにすれば自分で自分の時間をコントロールするものだよと伝えるのが中間管理職の仕事の一つになるわけですが、困ったことに同じレベルの中間管理職の人にもそれをやらない人がいます。そうするとその下の人たちには…、となってしまうわけです。

残念なことに、本屋さんに並んでいるビジネス書のようにこうやれば上手くいくとか、何個でできる時間管理の方法といった絶対的な方法をボクは持ち合わせていません。こちらも毎日、毎時間が試し試し、試行錯誤でしかありません。この試行錯誤を一緒にやろうぜっ!というのを伝えるのは、本当に難しいことで、また悩ましいことでもあります。

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