
本はたぶん(何と比較していいかわかりませんが)よく読む方だと思います。ジャンルを問われれば小説に始まり、銀行(信用金庫だけど)業務の専門書およびその周辺の学術書、パソコンやウェブサイトに関連した本、アプリの本、(この表現は好きではないけど)自己啓発書、ルポ、エッセイなどなど。読まなくてはやっていられない本もありますが、別に読まなくてもいいであろう本もあって、ジャンルは様々。
小説にもジャンル分けがあるのだろうけど、正直読みたい本、これは読みたいなと思うだろうなという本、読みたい作家さん、といった感じで読んでいくので、小説のジャンル分けというのはは正直よくわからない。わかるのはミステリーとか歴史小説っていうぐらいです。
以前 @irodraw さんにお会いしたときに「ライトノベルってどんな小説ですか?」とお聞きしたこともあるのですが、教えていただいたものの今ひとつジャンルとしてライトノベルを捉えることができなくてそのままになっていました。
そこに、 @rashita2 さんの”アリスの物語”がどーんと出てきたので読まないわけにいきません。ということでKindleでお買い上げしたものの、少しそっとしてありました。
6月11日に著者の倉下さんと、Twitterでクラシタンを自称する方々でお会いする機会がありまして、少し話題がライトノベルに。まったくついていけない…。
知らないことの話題なので教えを請う気持ちでお話を聞いていればいいのですが、かといって自分の間口を狭める必要も理由もないので帰りの新幹線でKindle読みしていました。
トリガーは、あった
ライトノベル、そしてSF。
海のものとも山のものともつかず、読み始めました。アリスはAIなのか?なるほど、AIとか出てくるとSFなんだ。そんな感じで読み始めたところ…。何と主人公マスターはトレーダー。
僕の読む小説は、(半沢直樹はあまりですが)元銀行員、金融系の方が作家になって書かれた小説がすごく多いのです。なぜならば、おもしろくて好きだから。なので、アリスの物語もガゼン力が入り、一気に読み終えました。
株の仕込み、ポジショントークによる市場情報、そのスリリングさ。最後にリスクが危機になり、その後にアリスが行っていたリスク回避策で挽回する。僕にとって、おもしろくないはずがない小説でした。
で、ライトノベルってなに?
という問題は、今の僕には分類として把握しておく必要ってあるのかな?というのが正直なところです。そもそも芥川賞の純文学と、直木賞の大衆文学の違いもわかっていないのですから。
いろんな本があるんだな。だけど、新しいジャンルや初めての作家さんの本を読むと、本を読むことはリアルでいろんな人と出会うことと同じような気がいつもします。
6月11日にご一緒させていただいた @mkbamboo さんによる書評
ありがとうございます!→ "なので、アリスの物語もガゼン力が入り、一気に読み終えました。"初めてのジャンル、ライトノベルを読んでみた ”アリスの物語” http://takakikobayashi.com/2014… @takaki_co8ya4さんから