あったら便利だなというものは、忘れないようにどこかにメモしておく。これは習慣の術としてよく行われることだし、よく言われることでもある。
先日、「モノを作る」という文章を投稿した。
あったら便利だなというものを忘れないようにメモしておくことはもちろんのこと、それを自分で作ろうとする場合でもやはりメモがないとうまくできない、作業が滞るということがある。
最近作ったもののうちで、放射状に枝が出ているような物干しの道具の扱いに困っていた。アパートのベランダには物干し竿が2本セットしてあるが、外側の物干し竿にかけるとベランダの手すりに洗濯物があたってしまう。内側の物干し竿にかけると窓に洗濯物があたってしまうということに頭を悩ませていた。
どうにか2本の物干し竿の間に、物干し道具を引っかけることはできないものだろうか。ということで作ったものが、こちらの写真のものである。
一見、なんじゃこれは?と思われるかもしれないが、使い方としては次の写真のようになる。
図面ではなくてメモ
方眼紙に詳細な図面を引くこともあるけれども、何はともあれまず最初はどんなものが作りたいかのメモがないと始まらない。メモというと文字中心なイメージを抱くかもしれないけれど、要はスケッチ、ラクガキ、ナグリガキがあればいい。
複雑なモノを作るのであればその後に図面がないと必要な材料の大きさなどが掴みにくいが、物干し程度のことあればメモで十分だ。
ここで、1つだけ大切なことがある。
それは「木と木の接合部分をはっきりさせること」だ。横に接合するのか、上に接合するのか。
ここがはっきりしないとサイズを取ることができなくなってしまう。
紙に書き出すことはモノづくりの着想の整理であるし、書くことでサイズを意識することで着想を具体化させることができる。
思いついたら書いておこう。ここで言えることは、文字である必要はメモの絶対条件ではないということだ。
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