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職場のデスクは大きな会社の小さいながらも大切な自分の世界

職場のデスクは大きな会社の小さいながらも大切な自分の世界

職場のデスク周りを整理するのは、思いの外難しいものです。銀行業という仕事柄、常に伝票が机の上に置かれ、次から次へと裁いていかないといけません。これはあくまでも日常的な、減らすこともスルーさせることもできないことで、それに加えて非日常的な何かのプロジェクトや新たなプロジェクトの準備なども同時進行で進めなくてはいけません。

以前の部署ではある程度伝票の整理時間を絞ることができましたが、今はFAXの向こう側では数十の支店のお客さんが目の前で待っているものが多く、こちらの都合で伝票の処理時間をずらすことはできません。

転勤初日、机上台に驚かれる

以前の部署から私は机上台を使用するようになりました。上述のように、伝票という紙の使用率の高い職場において支給されたラップトップPCは、使用していない時間がかなり多くその時間は机の面積を食いつぶす代物にしかなりません。使わないときはディスプレイを占めて立てておくなり机の中にしまうなりしたいところですが、有線LANでシンクライアントのラップトップではいちいちスリープモードにしてケーブルを抜いていたら、リスタートするのに数分の時間を要し、その間のイライラの募り方を考えたら得策ではありません。

さてこの机上台、転勤初日に手にぶら下げて新しい部署に持って行き、朝一番で机の上において小さな自分の机上世界のスタートを宣言しました。するとどうでしょう。その瞬間から毎日のように、「これいいなぁ」、「どこに売ってるの?」、「いくらぐらいするの?」など、まさに宣言をしたことに対してすこぶる反応が大きいのです。ラップトップPCと伝票ボックス、その他の仕事の書類で溢れかえっている世界に慣れきった人たちにとって、机の中で仕事を踊らせる場所はとても狭いものになっています。外から来た人間が今まで見たこともないようなものを持ってきたことに(別に普通のことだと思うんだけどなぁ…)、かなり関心をもたらしたようです。

それを増幅させたものがUSB接続のキーボード。机上台にラップトップを常置していますのでキーボードに手が届きません。USBキーボードさえあれば、背筋をすっと伸ばしたいときは手前へ、ちょっと机にもたれかかって仕事をしたいときは奥へ置けば自由な姿勢で仕事ができますので、それもストレス調整になります。

なんでそんなに最新なものが出てくるの?

さて、今度は穴を開けないステプラー、ハリナックスプレスを持って行きました。これまでの部署は結構書類枚数が多く出番が多くなかったのですが、今度の職場は伝票に添付する2〜3枚のセットが結構あります。こうなったらハリナックスプレスの出番です。穴を開けず、ステプラーの針で左肩が盛り上がることもありません。

こちらは女の子が素早く見つけ、「どうして次から次へと最新のものが出てくるの?」と興味深々のよう。早速手に取り、何度か紙を重ね合わせながら、もちろんステプラーの針で止めているわけではありませんので手で引っ張れば簡単に紙が外れますので、重ねては外し、重ねては外しを数回繰り返して面白がっていました。

文房具で、semi-私語を楽しむ

文房具で話題を提供できるなんて思いもしなかったですが、それだけ普段に不便を感じているところなんでしょう。会社から提供される事務用品は新しい価値を提供はせず、既存のものの補充に終始します。文房具好きにとっては東急ハンズの文房具売り場でウロウロしたり、近所のホームセンターの事務用品売り場に顔を出すのは日常的なことですが、そうではない人にとってはなかなか文房具がもたらす新しい価値を見つける機会はあまりないのかもしれません。

幸い新しい部署は以前所属していたこともあり、全員が知らない人ばかりではないものの私を知らない人にとってはお互いに警戒心を持つことは否定できません。私が持って行った珍しい文房具を見て向こう側から警戒心を解いてくれたのは、大いに助かりました。

たかが文房具、されど文房具。会社勤めにとって、文房具は文房具以上の使い方があるんだなと思い知らされた出来事でした。

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