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重い荷物を、認識する

重い荷物を、認識する

自分が一体何者であるのか。毎日会社で疲れるだけの連続で、それって何か意味があることなのだろうか?誰でも一度はそのような不安に駆られたことがあるはずです。

そんなときは休憩が必要です。体と気持ちを休めてやる。そうすることで、また新しい力が出てきます。

しかし、やるべきこともわかっている、やりたいことももう決まっている。だけど、どうしてかうまく回転しないときもあります。

ハードディスクに目一杯データを詰め込むとパソコンの動きはとても悪くなります。知らぬ間になぜだかどうしてだか、メモリを目一杯使ってしまっていると、これもまたパソコンの動きが鈍くなります。そんなときは、使われるべきところにメモリが使われるようにし、使う必要がないものはストップさせてやれば、パソコンはまた息を吹き返して本来のスピードを取り戻します。

上司からのプレッシャー、部下からの突き上げ、ボクたちは様々ものから影響を受けています。そして、ボクたちの行動もまた、様々なものへ影響を与えています。人は影響を与えあいながら生きていますので、それが当たり前のように何ごともなくスムーズにときは流れるようになっているはずです。人は、外部からの影響を全く受け付けずには生きていけないようになっているのですから。

しかし、時々スムーズにことが流れなくなるときが実際は起こります。わかってる、わかってる。これをやらなきゃいけないことはわかってる。やりたいんだ、やりたいんだ、あれをやりたいんだって決まってるのに、気がついたときにはわかっていることも正しく行えず、やりたいことはやれていないときがあります。そう、気がつくときは、できていないとわかっているときに限って気がついてしまうのです。

いつものように、書き出して棚卸し

Portfolio map 20141206

ここのところ、どうもうまく転がっていない。何が原因なのかを探るために書き出してみました。棚卸しです。

今回の棚卸しは、帳簿的に書き出してもうまくいきそうにありませんでした。そこでマインドマップ風に描いてみました。

重いカバンを持たされていることを自覚する

書き出すことで、不要になっているものも見える化できます。そして、すぐに切り離すことができることは捨ててしまい、スローランディングが必要なものはその準備を始めます。ハードディスクを開ける、メモリの空きを増やすことと同じことです。

一方で、不要なものなのにどうにも持たされてしまって、それはもう仕方がないこともあります。

旅にはカバンが必要です。しかし、カバンはできるだけ軽い方が動きやすい。余分なものを減らせば減らすほど身軽に、そして現地の空気を感じることができます。新幹線の移動中にPSPを持っていったら、旅先でもPSPをやってしまったなんてもったいないことは可能な限り避けたい。

そういった余分なものを、できるだけ減らしてスリムにしてから次のときを迎えればきっとうまくいくはずです。

しかし、PSPのようにポンとカバンから出して簡単に置いておけるものばかりではありません。ずっと持ち続けていなくてはいけないお荷物というものを、持たされている、そしてそれは置いていけるものではないものがあるのです。

その荷物は持ち続けなくてはいけないのだから

その荷物は置いていくことが残念ながらできません。これさえなければ身軽になるのにと蔑んだところで、ことは解決してくれません。

それならば、もう既にそれだけの荷物をいつも持っているんだということを、悔しいけれどそれをも書き出してしまおう。そうすることで、持たされてしまった重い荷物から目を背けることなく過ごすことができるかもしれない。その荷物を持っているのだから、そこまで小回りがきかないぞということを自分に言い聞かせてみよう。そう思って描いたものが上のラクガキです。

いつでもベストなパフォーマンスができるのが一番です。しかし、ベストなパフォーマンスがどのようなものなのか知っていてもそれができない事情がある。それを忘れてベストなパフォーマンスを求めるから無理がくる。

今の自分は、自分の知っているベストな状態に加えて、最初から重い荷物を持っているんだから、それを持った上でベストなパフォーマンスは一体どの状態であるのかを知るように努めてみよう。

相対的には下がってしまうかもしれない自分のパフォーマンスも、それを意識していれば最高のベストなパフォーマンスの答えが見つかるような気がします。

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