山へ遊びに行ってきた。
歩いて登る人たち。
トレイルラン(走って山を登ること)をする人たち。
バイクで山を登る人。
マウンテンバイクで山を登る人。
いろんな山の登り方があるものだ。
自分にとっては16年ぶりの山登り。
会社に入った直後の6月、遭難(未遂)を起こしたので、その年をもって山へ登ることはやめた。
雨にやられたので、1名低体温症でかなり危険な状態でになったことが、どうしても忘れることができない。
体力がなくなった彼女を、おぶって歩いたことを今でも覚えている。同い年の子だったが、力の抜けた人間を担ぐのは、本人には失礼な言い方かもしれないが、これほど重いものはない。肉体的にも、精神的にも。
雨中のビバークを強いられたものの、自分がタバコを吸うのでライターを持っていたこと、集合場所で読んだ日経新聞をリュックに入れていたので火を起こすことができた。幸いにして翌日、自力で山を降りることもできた。
しかし、会社を無断欠勤したし、「サラリーマンになってもこんなことではダメだ」ということで、山登りはやめてしまった。
今回誘われたとき、他の用事とブッキングしそうだったので答えを保留していたのだが、本音では「山か。どうしよう」と思っていたことも事実である。
いくらちょっとした山だとはいえ、タカをくくっていると以前のようなことが起こるかもしれない。
そもそも、山に登るほど足はもつのか。
いろいろな緊張がかかった1日だったけれど、結果とても楽しい1日だった。
誘ってくれた人には、「ありがとう」と伝えたい。
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