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写步ろ展トークショー プロカメラマンの写真の見方と見え方

写步ろ展トークショー プロカメラマンの写真の見方と見え方

とても盛況なうちに幕を閉じた写步ろ展。12/21(日)には写步ろに参加してみえて、本職としても写真撮影をしていらっしゃるIさんをゲストにお招きして、プロカメラマンとアマチュアカメラマンの違いなんかをお話しいただきましたよ。

 

榊原:おはようございます。初めての写步ろ展へお越しいただきありがとうございます。写步ろ代表の榊原です。

吉川:プロデューサーの吉川と言います。よろしくお願いします。

榊原:いつもはこの二人で運営しているんですが、今日はプロの写真家さんをお招きしてトークライブをやりたいなと思います。では、

プロ:Iです。30年近く写真でご飯を食べているんですけど、作品的な写真とまったく違うジャンルで仕事をしていますのでちょっと違うといえば違うんですけれど、写真で飯を食っている身としてちょっとだけウンチクをたれにきました(笑。

 

プロカメラマンの仕事内容

吉川:普段はどういった写真の撮影をされてみえるんですか?

プロ:幼稚園の運動会、記念写真、婚礼写真から、結婚式から、デパートの広告写真までなんでも撮影しているスタジオに勤務しています。自分でも豪語していますが、写真に撮れないものはないと思っています。

スカイダイビングとか海に潜りながらとかはちょっと無理ですけど、それ以外は撮った写真みて多分こう撮ってるんだろうなと予想できるぐらいには長くやっています。

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プロの装備はどんな感じ?

吉川:Iさんは同じ会にいらっしゃった時はわかると思うんですけど、装備がちゃんとしてらっしゃるんですよ。

装備がちゃんとされてくるんですけど、装備だけがっちり撮りに行くというわけではなくて、普段の日常生活内でできることということで用意されていて、例えば水族館へ撮影に行った時は黒いコート着て写り込みがないようにされていましたし、ポートレート撮影するときは白いコート着て「自分がレフ板」って、

プロ:それはウケ狙ってたんですよ(笑。

吉川:ジュエリーの撮影した時も、簡易の商品スタジオをすぐ作れるようなものを持ってみえて、シルバーとか撮るの難しいんですけど、なんでもすぐ撮れるよっていうのはさすがだなっていう技術をお持ちの方です。

プロから見たアマチュアの写真サークル

プロ:写步ろの素晴らしいところを言わさせていただくと、私のイメージがあるのかもしれないですけれど先生とか先輩とかから上から目線で、初めて入ってきた若い人なんかは特に「こうしなきゃダメじゃないか」とか「構図がこうだ」とか色々言われる先輩がいらっしゃって、最近は違うかもしれませんけど我々の世代には敷居が高いというか参加してなかったんです。だけど、写步ろに参加してみてお二人は優しい、褒めどころを探して決して悪くは言わない、プロの身からすると「なんで褒めるんだろうな?」っていうのがあるといえばあるけれど、みなさん気持ち良く帰って行かれる。

それに、他の人のベストショットも観れて、素晴らしい会だなって思って続けてきています。

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プロカメラマンの厳しさ

吉川:普段どういった制約の中で撮影しているというお話をしていただくのもいいかなと思います。

プロ:まず学校写真なんですけど、簡単なイメージがありますよね。皆さんも経験があると思うのですけれど、修学旅行とかの写真を撮影して学校に並べて選んでもらって焼き増しして売るというのが仕事です。

それを深く読むと、その写真はひょっとすると一生持っててものすごく大事にする写真になるかもしれない。たくさんある中で10枚買った中で1枚アルバムに貼って孫子の代まで見せたり、卒業アルバムもそうですけど一生持ってもらえるかもしれないと思うとすごくいい仕事だなと思うし、いい写真を撮ってあげたいなと思うと撮ってるこちらも楽しい。普段流しながら撮ってるけれど、ひょっとしたらお宝になるかもしれないというところは責任感がいるなと感じるのが学校写真ですね。

 

それに証明写真。今なんかはボックスとかで簡単にできますし、スタジオでも簡単に撮れますけど、就職活動している学生さんにとっては本当に大事な書類で、この写真で一次選考を通るか通らないかの写真なので気合が入っているんですね。たとえヨレヨレなシャツできても、できるだけ襟を直してあげたりとかしてあげると4×3の写真ですけど、ちょっと意味が変わるかな。

商品の写真撮影でも可能な限りクライアントさんの意向に沿ったものを撮影しなくてはいけない。商品の写真を見てお客さんに行っていただかなくてはお店は儲からないわけですからとても責任感がある仕事になります。

こういった制約やプレッシャーが商業写真にはたくさんあるので、写步ろでそうではない写真を撮影しています。

 

プロが写真を始めたころを思い出す

自分が何かを仕込んで写步ろに参加するというのは、普段自分が仕事をしている中でどうしても制約がある、こう撮らないとダメだとかなかなか自由に撮れない。かといって休みの日に何か撮ろうと思っても何撮っていいかわからないというのがあるんですけど、写步ろに参加すると行った場所で、このエリアの中でこのテーマで撮りましょうと、簡単なお題が出されて、その中で何か出そうというのも面白いですよね。この場所だということで多分このお題になるだろうと想像しながら仕込みをしていると、小学校の時の遠足のような「あ明日写步ろだから」みたいな、写真を始めた中学生高校生に戻してもらえる場所だなと思います。

 

 

この後も個別の写真を数点ピックアップしてお話をいただいたのですが、対象になった写真が手元にないため割愛させていただきます。

この記事をまとめながら感じたことは、プロだからこそ自分の思うように撮りたいものを撮れないということです。撮りたいように撮れない中でも、発注者の意向に沿った写真を確実に撮影しなくてはならない厳しさをひしと感じました。

写步ろ展は終わってしまいましたが、写步ろに来た人たちがどんな写真を撮影しているのかはFacebookからみることができます。また写步ろのウェブサイトにもアルバムがアップされています。ご興味を持っていただけましたらそちらの方からじっくり写真をぜひ眺めてください。また、写真にコメントをいただけると参加された方々も喜ばれると思います。

ボク自身も他の方の写真をみながら「自分はなんかうまくいかんなぁ…」と思うことはよくありますし、実際写真展でパネルにして大きくみるとますます↓なことがなくはありません。写步ろではあの写真どうやって撮ったんだ?というものをその場で撮った本人に聞くことができるのが、最大の素敵なところです。

写步ろに参加する気楽さを、こういう例えでいいのかよくわかりませんが、例えば「たまにはFacebookに気の利いた写真を載せてみたいな」とか、「LINEとかで写真送ったりするけれど、ひとひねり入れられたらな」といった感じです。カメラはスマートフォンにみんなついていますので、ちょっとだけ操作を覚えてしまえば素敵な写真を撮影することができるようになりますよ。

写步ろのFacebookページ

https://www.facebook.com/pages/%E5%86%99%E6%AD%A9%E3%82%8D%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%BB%E3%82%8D/397882626952812?fref=ts

写步ろのウェブサイト

http://shaphoro.jimdo.com/
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