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再び所属するという環境への適用の難しさ

再び所属するという環境への適用の難しさ

サラリーマンですので人事異動はつきものです。いつなんどき、どこの部署へ異動するのかはわかりません。人事異動が発令された時の気持ちは人それぞれでしょう。今度の部署には怖い上司がいるから気をつけよう。今度の勤務先は、それほど店頭客が混み合わない支店だから一安心、などなど。

職業柄1つの拠点にせいぜい2〜3年、長くて4年前後で人が入れ替わりますので、人数が少ない拠点だと自分が所属している間に全員総入れ替え何てこともなくはありません。

そうした、とにかくすぐに入れ替わる、という環境のもとで仕事をしてきたので人事異動で自分が異動になってもそれほど慌てることではありません。常に人が入れ替わり、ボスが入れ替わり、部下も入れ替わる。求められていることは慣れることよりも、入れ替わった人たちといかに順応していくかということです。

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しかし、当然ながら例外もあります。特に専門部署では人材の流動性が低いため、その部署だけに柔軟年という人も少なくありません。私が前回の人事異動で異動した先はまさにこういう部署でした。顔ぶれもわかる、人柄もわかる、そして仕事のやり方もわかっている。

普通に聞いていれば、それだけ知った人たちばかりだったら特にきにすることもないねと思われるでしょう。残念ながら、そうは問屋がおろしません。

人事異動は職場の雰囲気を変化させるいい機会でもあるのです。これまではちょっとピリピリやりすぎたから、今度来た人に合わせて少しはゆとりをもった組織運営をやっていこう。逆に今までどうにものんびり過ぎていたから、これを機会に相当にカッチリやっていくようにしよう。仕事を執り行うもはあくまでそこに所属する人ですから、所属する人が納得出来る方法を少しでも多く取り入れたい。それは最大公約数のような考え方になってしまうかもしれないが、妥協がありつつもどの方法が最善なのかを考え、それに自分をあわせていく、そして周囲にもそれに参加してもらえるようにする。それが管理職が管理職たる所以と言っていい。

風が吹かなければ空気は淀む

ニュースでよく聴く、新しい風を入れるとは確かにそうだろうけれど、そうは言っても本当に風は吹くのか?というやや外野的な印象をいつも持っていました。強風が吹きすぎれば人はしがみつかなくては立っていられなくなります。新しい風が逆効果になることもあるような気がします。

しかし、全く新しい風が吹かない、人事の流動性が低い部署はそもそも吹く風がありません。なのでいつも同じ空気が漂っています。

約5年ぶりにもといた部署に復帰して、同じ顔ぶれだけでずっとやっているといかに人の成長が遅くなるのかをまざまざと見せつけられました。スキルが上がっていない。そしてスキルをアップさせるための施作が全く行われていない。まるでタイムマシンで5年前に逆戻りしたような印象です。

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新しい環境に慣れるよりも、後退する方が難しい

もといた部署への異動は、想像以上に疲れるものでした。これがここ2ヶ月ぐらいの正直なところです。今はこういう風にやっているんだね、であれば新しい環境に慣れるということで前向きになれますが、今でもこのやり方か、となれば自分を後退させないとその場が収まりません。

しかし、それではダメなんだ。

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