大学のゼミ会サイトにてインタビュー記事を作成しています。そこで活躍しているのがMacのWord ProcessingソフトであるScrivener。プレインテキスト、リッチテキスト問わずさまざまなProcessingソフトがありますが、僕が持ち合わせていたものでもっともこれがいいなと思ったのがScrivenerだったのです。ここでは、今僕が取入れているScrivenerでのインタビュー校正をご紹介したいと思います。
コツは、フォルダを使うこと
ブログR-Styleの倉下さんのこちらの記事でも紹介されていますが、フォルダをうまく使うのがScrivenerのコツだと思います。特に何回かのシリーズにわけて掲載する場合に、第1回、第2回とまとめることができます。そして、このフォルダは左側のサイドバーでフォルダをクリックすると、その中のテキストが通しでみることが可能です。
残念なことに、フォルダでくくってやらないと全てを通しでみることができないのです。サイドバーでテキストをクリックしても、それを中心として前後が表示されません。
ルールは1つ
インタビュー記事を書いていて頭がこんがらがることは、今書いている文章がこちらからの問いの文章なのか、相手方の回答の文章なのかわからなくなってしまうことです。そこでルールを決めておきます。
1つのテキストには1つの回答のみを記載すると決めておきます。そうすると、最初の行が問、次の行が回答となります。
後は、順番を並び替える
サイドバーをドラッグアンドドロップすればテキストの順番を入れ替えることができます。1テキストに1問だけしか入れていないので、これはイコールインタビューの順番を変えることになります。
ここがポイントです。1テキストに1問だけなので、全体のリズムを考えながらインタビューの順番を変えることができます。会話のリズム感を感じられるように、校正してみてもよいですし、論理的な展開を重視した校正でもよいとでしょう。はじめにどちらを重視するのかをよく考えて、並び替えの作業を行います。
最後に文体を整える
順番を整えたら最後に文体を整えます。テキストを並べ替えているところで語尾がおかしくなってしまうところがでてくるので、そのあたりを調整してやって完成です。
もう一息、やってみたいこと
これはインタビュー記事に限った話ではないのですが、Scrivenerはコンパイルができますので、CSSやタグ付を入れ込んでそのままMarsEditのプレインテキストモードに貼付ければ完成というところにもっていきたいですね。このインタビュー記事では僕の話がオレンジ色のフォント、相手方の話が黒色のフォントになっていますのでうまく行単位でCSS指定ができればと思います。
そういった拡張の可能性も込めて、1テキストに1質問に限定しています。
メールでインタビューする中にも、会話のテンポを
このインタビューは全てメール、後はFacebookのメッセンジャーでやりとりをしています。お互いアカウントを所有しているサイトなので、文章に手を入れていただくことはできますが、残念ながらWordpressのビジュアルエディタを慣れない人に使えというのも酷なものです。写真を差し替えて、といったことはメールでやりとりして共同で編集、校正をしていきます。
問の投げかけもメールですし、返信もメールですが、ウェブに紹介するときはどこか会話のやりとりのテンポがほしいものです。そんなときに、Scrivenerを使って問を入れ替えしてみるだけで、ぐっと身近なインタビュー記事になるような気がします。
ちなみに僕が初めてインタビュー記事を書いたのがこちらです。
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