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都会のなかでも、桜を楽しむ

都会のなかでも、桜を楽しむ

4月6日の日曜日は大学の後輩が主催する写真サークル「写歩ろ」で、桜の撮影をしてきました。

今回のテーマは「都会のなかの桜」ということで、僕が陥りがちな図鑑のような写真にならないように心がけました。

桜の前に、見よっ! この青空をっ!! そして雲の白さをっ!!!

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最近でこそ朝の通勤時間もしっかり明るくなっているものの、少し前までは家を出るころはまだ薄暗かったんです。そしてどんなに定時に会社を出ようとも、外は暗かった。

週7日のうち5日もそんな生活をしていたら、気分がふさぎ込みます。そうするとせっかくの休日もなかなか外に出ず…。そうすると、空が青くて大きいものだということを忘れてしまいます。

なので冬は好き?と聞かれると答えに困ります。キライといいたくないけど、正直好きではないのです。営業から戻ってくるときの西日の眩しさ、そしてどんどん暗くなっていってやがて会社に戻る頃にはもう真っ暗というあの時間の流れが、どうしても今を不安にさせられる感じがあってそれが苦手なのです。

その前の週もスキーに行ってしっかりいい天気だったのですが、普段毎日通いなれている土地で改めてこの青空を見上げたとき、とてもうれしい気持ちになりました。

さて、都会の桜をっ!

花の写真を撮影することはちょっとしたコツを掴んでいるとそれらしい写真にすることはわりと誰にでもできることです。ところが、都会のなかの桜というテーマになると花だけではなくて木の全体が被写体になります。そうすると、急にハードルが上がってしまうんですよね。2月には梅の撮影に行ったときも思ったんですけど、木を被写体にすると思った以上にの部分が大きいんです。そうすると、ピンクの壁画のようにキレイな桜並木をイメージしてみても、思うようにそれが表現できないことが結構あります。

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女の子が楽しげに歩き、桜を見上げる男性を撮影したところですが、桜をみている楽しさを今ひとつ撮りきれていないなと。都会らしさを入れようとして、素材を多くし過ぎてしまいました。

こちらは名古屋らしさをということで、テレビ塔と一緒に桜を撮ってみたものです。

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こうしてみると、今度は名古屋らしさは出たと思うのですが、桜???って感じですよね。実はこのサイズだとわかりにくいですが、ピントがテレビ塔にあってしまっていて拡大すると桜がピンぼけしています。ピントをしっかり桜にあわせればバックのテレビ塔が少しぼやけたはずですので、そうすればもっと桜らしさが出たかなと。

 

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こんな感じでバックのテレビ塔をぼやかしているのですが、こちらも桜にピントが合っていなくて同じく何だかわかりにくい感じになってしまいました。

今度はもっと近くのものによってみて

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こちらは防火水槽の看板の赤と桜のピンクを合わせてみたもの。同時に光の差し込みもわかるように撮影したものです。02-1545の数字のところと左の桜の花の透き通った明るさを出したかったのですが、今度は木の幹の存在感が大きくなってしまいました。

意外と気に入っているのがこちらの写真

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光も入っていてそれがタイヤのホイールに映っています。もう少しホイールがきれいだったら…(なんて思うとキリがありません)。

今回の提出写真はっ!

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今回、初めて被写体を作りました。こういう言い方をしてしまうと少し違和感を与えてしまうかもしれませんが、ブランコに散った花びらをのせて撮影してみたものです。ブランコと金具でと快感を出して、手前の金属とブランコの奥をボケさせて花びらの美しさを何とか出してみようとしたものです。

都会の桜な感じ、おわかりいただけます?

この日は結構風が強くて、公園のなかは桜吹雪だったんです。その花びらがうまくブランコに乗らないかなと待っていたのですが、風が強いのでなかなか乗ってくれなかったんです。写真を撮影するものとして、その場にあるものを壊したり、花をとったりしてはいけません。これはモラル、マナーです。

なので、散ったあとのものを使って、演出(?)してみました。

ならばもう少しよくできただろという点はいっぱいあるのですけれど、風が強くてブランコも揺れていてなかなか思うような構図がとれなかったなかでの1枚です。できる範囲で理想な1枚が撮れたと思います。

今回学んだこと、それは写真でとても大切なこと

思うような写真が撮れないなってことは誰にでも、いつでもあることです。それは構図、シャッタースピード、絞りなど試行錯誤をしてカメラとレンズの特徴を身体で覚えていくことがとても多い。うまくいった、いかなかったはこれが正解だという絶対的なものはなくて、みていただいた方がこの写真いいなと感じることができるかどうかなんですね。

そのために写真で一番大切なこと。それはピントがどこにあっているかなんです。

今のカメラはオートフォーカスで自動的にピントを合わせてくれます。問題はカメラがどこを対象にピントをあったと判断したかを、しっかりと見極めなくてはいけません。今までざっくりと背景をぼやけた感じにしたい、とか奥までしっかり移し込みたいと思っていました。なんとなく手前や奥がぼやけた、なんとなく全体的にピントがあっている感じがするという程度で、しっかりどこでピントが合っているかにあまり意識をしていないことに初めて気がつきました。

今日の記事では桜にピントが合っていないということを何度か書いたのですが、桜およびその他で撮影していても結果的にキレイに写っていないのは桜にしっかりピントを合わせてられていないからなんです。桜を主張させたいのに、桜にピントが合っていないという相反することになっていました。

シャッタースピードや構図といったことも大切ですが、それよりも撮影したいものの中心にピントが合わせられているかは基本中の基本です。しかし今までオートフォーカス任せでぞんざいにしてきたことがわかりました。

次回はピント合わせにシビアになって、撮影していきます。

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