メーカー系はゴールデンウィークに突入した先週末。4/27に大学の後輩が主催している写真サークル、写歩ろで名城公園を撮影してきました。テーマはお城と緑です。
名古屋城といえば…
さてみなさん、名古屋城といえば何を思い浮かべますか?愛知県出身だけど名古屋出身ではない僕には全くイメージがわきません。小学校だか中学校での遠足で行った…、ことが…、ある…っけ?ぐらいの記憶しかありません。そもそも名古屋城に対する一番古い記憶が「名古屋城は戦争で焼けてしまったから、戦後に建てられた鉄筋コンクリートなんだよ」、「ふぅーん、古くも何ともないんだ」と思ってそこで僕の関心の対象外になってしまっていますので…(どんな小学生だっ!)。
近くて遠いものとはよくいったものです。
で、名古屋城といわれてすぐに思い浮かぶものはお城でもなんでもなく、「尾張名古屋は城でもつ」という言葉です。どこかで耳にされたことありません?
これについてはネットでいろいろ調べてみたのですが、これまた名古屋とは全く関係がない三重県伊勢地方に伝わる民謡、伊勢音頭にこんなフレーズがあるそうです。
伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ 尾張名古屋は城でもつ
詳しくはこちらをご覧ください(名古屋観光情報 名古屋コンシェルジュ)。
講釈はこのあたりにして、写真、写真
地下鉄には名城公園という駅もあるのですが、名古屋城の最寄り駅は名城線の市役所。ここの7番出口を起点に、名城公園をぐるっと1周しました。まずは出口を出て北側へと歩いていきます。
まず目に入るのはお城ではなくて紫色が鮮やかな藤棚の歩道です。
(藤棚も、ちゃんと藤の花が咲いているときにみるのはひょっとして初めてかも…)。
1つ目の信号を左に曲がり公園のなかへと入ります。
なかなかお城には出会えませんが、ここにも歩道に藤棚がずっと続いています。
おっ、遠くに名古屋城がみえるっ!
緑をしっかりと意識する
今回の自分のテーマは緑色をしっかりと主張させることでした。なぜかというと、晴れた日の野外の撮影って結構難しいんです。明るすぎて、写真は逆に暗くなってしまいがち。1枚上の写真も色からすると今ひとつすっきりしきれないんです。
今回は絞りは6〜10ぐらいにしてシャッタースピードで明るさを調整することにしてみました。なんとなく掴んだ感じはシャッタースピードを少し遅めに設定して露出を多めにするとよさそうな印象です。でも、もっとチャレンジして体に覚え込ませないと行けないな。
もうちょっと絞った方がよかったかな。でも、光が入っているところ陰の違いがはっきりしていて好きな1枚になりました。
そうそう、こんなパフォーマンスをやっている人がいましたよ。
木と木を平たいテープでつないで綱渡りをするこの遊び。先生のお一人によると新しい遊びで愛知県では1名しかできる人がいないらしい。競技の名前は忘れてしまったんですけどね。落下しても衝撃を和らげるために下にはしっかりと敷物がしてあります。
そして、名古屋城に近づく
いよいよお城がしっかり写せるところに来ました。
これも右斜め前から光が入っているので逆行なんですけれども、どうしても藤棚のなかが陰になってしまいます。
そこで、後ろに下がって森のなかから撮ってみました。木のフレームのなかにお城が入っているのをイメージしたものです。
もう少しシャッタースピードを落として緑の映りをよくしたいところなんですが、これを超えると今度は遠くのお城がぼやぼやしてしまいます。木が多い茂って光が少ない森のなかからお城をみたという感じは伝わらないかな?
西側へ回って順光で名古屋城を望む
みんな名古屋城に釘付けですねっ!
こちらは、金の鯱のチラリズム(なんちゃって)。
今回の提出写真
お城、そして緑。どれを選ぶか相当悩みました。森のなかから名古屋城を撮ったものと、2枚上の西側から名古屋城をみたものにするか。
天邪鬼の僕は最終的にこちらっ!
藤棚の写真…。
まず、奥行きが感じられること。そして棚の隙間から入った光が小免の人の背中にあたって服の模様のようになっていること。肩車が楽しそう。
うまくほぼ左右均等に入った藤の棚の梁が決定打ですね。建造物に奥行きが感じられる写真が僕ホントに好きなんです。そして、もっと色がつくとよかったんですけど、藤の花がシャンデリアのようにみえる(と思う)ところが決め手となりました。
日差しが強くなるこれから夏にかけて、野外での撮影は光のバランスに苦労します。ちょっと逆行になれば写真は暗くなりますし、構図のなかに陰の部分が多いと全体的に沈んだ印象の写真になってしまいます。でも、そのコントラストもこの季節ならではのものです。しっかりと光と陰を写し込めるようになりたいです。
番外編
ほら、恋も喜んでるよ。もうすぐこどもの日で鯉の出番だからね。
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