今年初参加となった大学の後輩が主催する名古屋の写真サークル写歩ろ。今回はエシカルジュエリーでは日本で先駆けのHASUNA名古屋店でジュエリーを撮影してきました。
リアルな僕をご存知の方は「は?ジュエリー?頭でも打ったか?」と思われるでしょう、たしかにジュエリーとは縁遠い生活をしていますが、HASUNAの社長の白木夏子さんをテレビ番組でみたことがあります。HASUNAを立ち上げるまでの経歴は別に譲るとして、その生き様に漠然と格好いいなと思っていました。そうは思いながらもジュエリー屋さんにはきっと行く機会もないだろうと思っていたところに写歩ろの撮影会がありまして、すかさず参加の手を挙げたわけです。
ブログで本のことを書くときに、Amazonのリンクではなくてなるべく本の写真を載せるようにしているのですが、おかれているものを撮影するのは結構難しい。後ろにガチャガチャしたものが映り込んでしまって、主体のものがはっきり主張できなかったり普通に撮影しても、あぁ写真撮ったのねで終わってしまうようなものを撮影しがちです。ジュエリーもさることながら、「ものを格好よく撮る」ということを目的に撮影してみました。
カメラを傾ける
カメラをブレナくシャッターを押すために、構え方というものを徹底的に叩き込まれたことがある者にとって、ものに角度をつけた写真を撮影するとなると、ものを動かすか、自分が動くかのどちらかに選択肢が絞られてしまいます。今回のようにショーケースに入っていたり、自分でものを動かすことができない場合、必然的に自分が動ける範囲で角度をつけることに固執してしまうため、思うような写真の収まりにならないことが多々あります。
指環のおかれている木の台を写真の対角線にくるようにしたのですが、指環かどうかがよくわかりません。
次に指環であることがわかるようにリングをしっかりと入れてみたのですが、今ひとつうったえてくるものが物足りない。これはピントが奥の指環にあってしまっていることもあるのですが…。
で、榊原君にアドバイスを求めたところ、カメラ自体を傾けてみたらどうか、というアドバイス。早速やってみたのがこちらの写真。
ピントが手前の指環の台の方にあっているので若干宝石の輝きがぼけていますが、これまでの写真よりもうまく撮れたような気がします。
それでももう少し絞りを絞って、手前の指環は全体にピントがあった方がきっと指環全体を引き立てることができたと思うのですが、それは今後の課題ということで。それに室内の撮影ということで暗くならないように、だけど光を一辺倒に浴びてのっぺりとした写真にならないようにホワイトバランスでいじったのですが、これだと指環自体がゴールドにみえてしまいますね。本当はシルバーなのです。
室内にあるものほど難しい
これまで写歩ろで撮影してきたものは偶然にもイルミネーションでした。なので外で、夜で、明かりを放っているものばかり撮影してきました。今回は打って変わって場所は室内でそのもの自身は明かりを放っていません。それよりも、光を受けて色がついているわけになるので、何色にみせたいかは撮影する側が決めることができます。
今回はジュエリーということで、得てしてシルバーアクセサリーは光り輝くと同時にそれが行き過ぎると冷たく感じてしまうことがあるような気がします。そうさせないように電球の室内にある雰囲気を出したかったのですが、ちょっと行き過ぎてしまってそもそもの色が違うようにみえるようになってしまいました。
そして、撮影する主体に焦点を合わせることに意識が行き過ぎて、絞りをあけがちになります。今回はズームレンズの望遠側を意識して使ったため、暗くならないように絞りを目一杯開けっ放しにしてしまいました。カメラの液晶ではわからなくても、拡大すると奥のぼやけが大きすぎて、主体のものの奥もボヤけてしまいました。この辺り、もう少し気をつけて撮影してみたいと思います。
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