先日、久しぶりに出身大学へ顔を出して、ボクの指導教官や職員になった先輩、後輩たちに顔を会わせてきました。
隙間時間の人間関係
それにしても、卒業して15年以上経つのに久しぶりに顔を出してきました何てことができるのは、つくづくSNSの効果が大きいなと思います。ウェブサイトはゼミ10周年のときにxoopsで作って、今でいうFacebookのグループみたいなものを組み上げてOB会などのイベント案内中心にやってはいたものの、やはりお祭り用のウェブサイトはなかなか日常使いには向きません。
その点、いる人はもういる、というSNSでの日常的なつながりが、実際に会ったときの久しぶり感を鈍らせるかもしれませんが、(失礼にならない程度に)時候のあいさつ抜きにすぐに本題に入ることができます。効率的でありながらも人間臭さが残ったつながりを維持することができます。
サブゼミ参加の感想
ボクの学生時代はパーソナルコンピューターの黎明期直後で、卒論規程も基本的には400字詰め原稿用紙を前提にして作られていました。要するに、手書きがまだ当然だった時代です。ITっていう言葉はもうあったかな?
キャンパスが移転新築したこともありますが、なんといっても無線LANがしっかり張り巡らされているので、ボクらが学生時代によく見た風景、やたらめったらLANケーブルが机の上から顔を出しているということはなく、すっきりしていました。そして、ちょっとしたプレゼンの練習にも大型液晶モニターが常設されているので気軽にできます。スクリーンを運んできて、プロジェクタを借りてきて、部屋を暗くして何てことしなくても即座にプレゼンができるのを目の当たりにして、うーん、変わったなぁ…、というのが正直な印象です。
みんなパワーポイントがキレイ
学生さんたちのプレゼン練習を見ていて一番印象的だったのは、パワーポイントがとても見やすいことでした。それぞれが全体を通して同じフォーマットを使っている、文字、図表の配置が目に入りやすく一目で何を言いたいのかわかるものになっていました。
本業でパワーポイントを使うこともありませんし、それを見る機会もほとんどありませんが、たまに見るパワーポイント、またはそれを印刷した資料を見ると、これでもかっ!といわんばかりのてんこ盛り具合で、オーディエンスに話を聞いて欲しいのか、資料を読んで欲しいのかわからないケースを経験したことがありますが、間違いなくボクがこれまでに目にしたパワーポイントの中でも抜群な美しさでした。
資料の収集結果ではなく、知的生産を
作成途中の卒論、発表資料ですので、話が完成していたわけではありません。その中でも個人差を感じたのは集めた資料を提示しているところまでの人と、概ね結論はこう持って行きたいのでそれに合わせた資料集めができているの2パターンに分かれたと思います。
学部生の卒業論文とはいえ、時間を費やして学費をかけて作成しているわけですから、やはり新しい価値を生み出すものであってほしいと思います。そのための生産性の向上とは何かを、常に問い続けていてほしいです。卒業後働き始めると、それをお金をもらってやる側になります。お金の面では立場が逆になりますが、生産性の高い時間を過ごして新しい価値を生み出すことは働く根本です。学生時代にしっかりとそこのところを意識していれば、働き始めても何をやればいいのか、迷うことはないと思いました。
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