仕事で出張することはほぼない生活をしています。なのでよく見かける”出張時の持ち物リスト”というものを作ったことがありません。旅行は好きですが、実際はそれほど行くわけでもないので、旅行のときの持ち物リストも作ったことがありません。しかし、1泊2日程度の持ち物はリスト化しておいた方がいいなと思う機会がありましたので作ってみました。
宿泊出張なんて仕事でないもん、という方、作られることをお勧めします。
その理由
平成26年10月6日(月)は台風18号が愛知県の通勤時間を襲う進路が予報されていました。電車が動かないかもしれない…。それでも仕事柄、報道にもあったような”午前中は工場の稼働停止”というわけにはいきません。午前9:00には確実にお店のシャッターが空いていないといけないのです。余程のことがない限り。
そのような自体が予想されるときは前日に車で乗り合わせるよう打ち合わせをしておくのですが、不幸にも今回は土日を挟みました。台風が来ることはわかっていましたが、さすがに前週金曜日にそこまで頭が回りません。
そのため前日5日の日曜日は日中から上席者と連絡をとり、夜の予報次第では緊急連絡網を使うことを確認しました。
いよいよ夜の7:00のNHKのニュースが始まり、台風情報が入ってきます。そうすると、あまり見かけたことがない文字ニュースが目に入りました。
JR東海 中央本線 6日午前 運休
確かに大型で既に暴風圏内に入っていたものの、台風の中心はまだ遠方です。それなのに、この時間から運休を決めるとは…。さすがに万が一に備えておかなくてはならない機運になりました。
だったら電車が動いているうちに行ってしまえ
結論から言うと、朝から車の運転はしたくないし、体調次第では朝からだが動くかどうかもわからない状態を日々送っているので、それならさっさと会社に近づいておこうと前泊することを決めました。
まずは会社から一番近いホテルを楽天で探して予約します。日曜日の当日予約なので、簡単に予約を取ることができました。
次に持ち物です。
まずもって、仕事で一泊することがないのでそれにあった鞄がありません。10年以上前に買ってここ数年は使っていない大きめのボストンバッグを引っ張りだしてきて、パッキングです。
先日みたこちらの動画サイトをイメージしながらコンパクトになるようにやってみたものの、なかなかそうは問屋が卸しません。
こういうときに鞄に入るものは概ね持ち物の外側から気がつきます。靴、スーツ、ワイシャツ、ネクタイ…といった順番です。そこに普段通勤に使っている鞄からバッグインバッグを取り出し無事パッキング終了。
と勇んで家を出たのですが、向かう電車の中で忘れたことに気がついたのがカフスボタン。これはなくても支障がないのでまあいいでしょう。
そしてホテルについて鞄をあけてから気がついたのが、仕事で使う道具が入ったバッグインバッグを忘れたことです。社員証も入っているし、そもそも建物に入るICカードも兼ねているのでどうしようか。幸い警備員さんがいますので建物自体には入れるのですが、営業質の出入り、端末の操作といったごく普通のことが何もできません。これはマズイということで、持ち物リストを作るに至ったわけです。
その中身公開
- パンツ
- 靴下
- ステテコ
- スーツ上下
- ワイシャツ
- ネクタイ
- ベルト
- 靴
- カフスボタン
- バッグインバッグの会社内用(社員証 確認
- バッグインバッグの鞄用(定期券 確認)
- 名刺入れ
- ボールペン/万年筆
- 財布
- キーケース
- 靴べら/目薬/リップクリーム
- 夜用の薬
- 朝用の薬
- 日中の薬
- iPhone
- モバイルセット(バッテリー/ケーブル類)
- (MacBook Pro/ACアダプター)
最後のMBPは日曜日なので @mehori さんのLifehack Liveshowを見るために持っていっただけのおまけですが、ざっとこんなリストができあがりました。これをEvernoteでチェックボックス付で作っておけば、どの端末からでも簡単にリストを見ることができます。
ここでいきなりパンツかよっ!と思われた方がいらっしゃると思います。 なぜこの順番になったのか。それは普通の旅行でも忘れがちになるものをあえて先に書き出したからです。
旅行の準備をするとき、思いつくのは体の外側からのものになります。まずは身につけないもの、例えばカメラとか、財布とか。どんどん体に近づいていって、最後は下着類になるわけですが、それらはあたりまえに身につけていて身につけていないときはお風呂に入っているときだけのものです。なので持ち物としての認識がとても薄くなるのだと思います。それに加えてお風呂から上がったらまず最初に身につけるものなのでリマインダが働きません。
朝の着替えや準備はほとんどが習慣、もっというと癖で成り立っているものです。”目が覚める”は”布団から出る”の行動を促します。”顔を洗う”は”歯を磨く”を促します。”ワイシャツを羽織る”は”ネクタイを結ぶ”を促します。それら1つ1つが、これが終わったらハイこれ、といった具合に1つの行動が次の行動のリマインダに自然になっているイメージです。
これをその場面にない状態で、それも身につけずに鞄に詰め込めとなると1つ1つの行動を思い出しながら荷造りを進めてもどうしてももれが出てきます。いつも忘れるものを書き出していなかったのでひょっとしたらまだ何かあるかもしれませんが、とりあえずいつも忘れるものを先に書いてみました。同時に、それらは肌に一番近いものになります。
これを実証するときは…、正直こないでほしい
せっかく作ったこのリスト。次に使うとしたら、やはり台風のときでしょう。しかし、願わくばそのような自体には遭遇したくはありません。次の台風で実証できるのか、それとも来年なのか。最初にお勧めしますと書きましたが、それはこういう自体をも想定しておくに超したことはないという意味です。とにかく今は、このリストを発動することがないことを祈ることにしましょう。
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