寒い季節になると街を歩くのが好きになります。仕事場の大須から乗換駅の栄町駅までいつもは地下鉄で2駅ですが、ここ何回かは久しぶりにLoftに別注品を取りに行ったりで歩いて栄町へ向かいました。古くからの大須の商店街を抜けて、どんどんと新しい街になっていき、そこにはApple Storeや最近できたOld Navyのお店、高級ブランド品のお店があったりします。たまには歩いてキレイなイルミネーションをみながらウィンドーショッピングも楽しいものです。
昨日はApple Storeに行ってみました。
今使っているMacBook Pro 13inchは2010年の今頃に買ったものなのですが、OSをMarvericsにアップデートして、最近ちゃんと写真をphotoshopでいじり始めたらやっぱり処理速度がちょっと・・・、って感じになってきたんですね。もちろん、以前Windows機を使っていたときのように、数分イライラするというほどのものではないのですが。3年前にLaptop、2年前にiPad2、で昨年がiPhone5(au)ときて、電子書籍は別で買うつもりなのですが、高価なガジェットは1巡したので順番的にMacBook Proを買い替えてもいいかなぁ、でもまだちょっと処理は遅くなったけど、買い替えるほどでもないかなぁ、というところで悩んでいたので、Apple Storeによっていたのです。
Retina モデルのMacBook Proにはハードディスクがない、それに代わって処理の速いSSDを使用
初めて知ったのですが、最新のRetina モデルのMacBook ProにはハードディスクはなくてMacBook Air と同じSSDになっているんですね。今のMacBook Proを買ったときもSSDは早いと噂でしたし、MacBook Airと悩んだぐらいですから魅力的だったのですが、当時はDVDが必要だったのと、それほど外で作業をすることはないなということでMacBook Proにしました。あと、SSDは高価なため、メインマシンとして使用するには容量に不足があるかな?というのもMacBook Proに決めた要因でもあります。
最新のMacBook ProはSSDを使用しているわけですから、SSDもそれなりにお値段が熟れてきたのかな?と思っていました。チープ革命は今も続いているはずですから、液晶テレビの値段がどんどん安くなってきているように、単位当たりのディスク価格も低下しているはずです。スペック表をみながら「HDD」とか「SSD」という表記がなかったので店員さんに聞いてみました。
「SSDのHDDに代わる容量ってどれですか?」
「ここのストレージってところです。」
「単位当たりの容量ってHDDと違うんですか?」
「いや、同じですよ。」(同じに決まっているのですが、ちょっと「何言い出すの、あなた?」みたいな感じがして若干不快感・・・)というのもHDDで250GBあるのです。当時これでも最廉価版だったのですが、Retina モデルのストレージに125GBってあったので単純に不思議に思ったのです。あれ?容量だいぶ小さいな、と。
そこで、もう一度聞いてみました。
「2010年の僕のMacBook Proで250GBで、今のRetina モデルでないMacBook Pro 13inchが500GBってことは、ディスク容量は小さくなったってことですか?」「そうです。どうしてもSSDは高いので、大体みなさん下から2つ目の250GBで我慢されています。」
「我慢」といういい方もいかがなものかと思いますが(笑)、現実問題、記憶容量にはそういう問題があって、昔買ったものより当然大きくなっているだろうと想像をしている素人には、逆にそれが小さくなるというと不安を覚えるものです。
確かにiPodにしてもiPhoneにしてもガジェット系は全て容量の一番大きいものを買っているのですが(これは単純に大は小を兼ねる、というだけです)、たぶん半分も使っていないでしょう。でも、母艦であるMacBook Proが125GBというのは流石に心もとない感があります。office系のソフトはフリーのopen officeを一応入れていますが、今のMacBook ProはKey NoteとかNumbersのoffice系ソフトが標準で入っているわけですから、ただでさえ容量を持っていかれます。
今の自分のハードディスクの使用容量を確認する
そこで、自分のMacBook Proのハードディスクの使用容量を確認してみました。
今のMacBook Pro を買うまで、パソコンは型落ちのお手頃価格のものばかり買う癖がついていたのでできるだけハードディスクにはデータを残さないようにしていたのですが、それでも134.99GB使っているので、一番お手頃価格のMacBook Proではすでに容量が足りません。
こうなると狙うは下から2つ目のモデルがスタートになります。
SSD容量とお値段の比較
MacBook Pro Retina モデルのスペック表をみてみましょう。
(2013年12月21日現在)
今と同じディスク容量を維持しようとすると真ん中の154,800円のモデルで同等になります。本当は増やしたいところですが、その次はちょっとご予算が・・・。
でも、確かにHDDモデルとSSDモデルとでは処理の速度が全然違います。同じサイトを開くのに、雲泥の差がありました。もちろん、その時の店内の無線LANの状況にもよると思うのですが、それほど混雑していない店内で、それも真横でほぼ同時に試してみたので、SSDの圧勝は間違いない(当たり前ですが)。
ハードディスクの使用方法を考えよう
高価で立派なカメラを持っているわけではありませんが、写真は昔から好きです。photoshopにどうしても手が出なかったため、今まで撮影したものはたまってくるとDVDやCD-Rに写したりしていました。でも、これだともう「記録」だけになってしまって、写真をみる機会がうんと減ってしまうんですね。今のMacBook Proに変えてからはやっていませんが、以前使っていたWindows機の写真がいくつかの外部記憶に入れてあります。それを一緒にしようと思っていたのに、今回のことはちょっと気持ちがなえてしまいました。
自宅内は無線LANを飛ばしてNASも組んであるのですが、これがなかなかいうことをきかずにほぼ無線では接続できないんですよね。
これを有線で接続するようにすれば、ひとまずディスク容量の問題は解決できそうです(でも、相当長いLANケーブル買ってこないといけないな)。
そもそも、内蔵HDDで全てを持ち歩くということ自体が時代遅れなのかもしれません。クラウドが僕たち一般の人たちでも使えるようになってきて、かんばん方式ではないですが「必要なときに、必要な物だけ」がネットに接続が容易にできる時代になった今ではそちらの方が当たり前になってきたのかもしれません。Dropboxのようなクラウド記憶媒体も、なんでも間でも同期していればクライアント側の容量をとられてしまいますが、それもしっかりと選択すればクラウドの「あちら側」の倉庫に入れておいて、必要なときだけ持ってこればいいわけですから。
写真やDTM、DTPをやる人はNASを自宅に組んでおけば外出先からでも家のハードディスクにアクセスできるのでそれも1つの手かもしれません(ただし、マンションとかだとファイアウォールで不可能な場合あり)。
でも、Retinaディスプレイはすごい
ゴメンナサイ、なんかMacBook Proに対してすごいネガティブな感じの印象の記事になってしまいました。
でも、それを超えるだけの速さと、なんといってもRetinaディスプレイが自慢のMacBook Proです。とにかくディスプレイがすごかった。写真を拡大したらもちろんその違いは鮮明ですが、普通のウェブに貼付けてあるような写真でも、その違いははっきりとわかりました。今回は、ディスク容量のことをフィーチャーしましたが、Retina ディスプレイの件はまた購入後にも記事にしたいと思います。
くれぐれもご注意をっ!
ということで、Mac Book Proをお買い替え検討しているみなさん、ディスクの容量についてだけはくれぐれもご注意くださいね。そこさえクリアすれば、とてもいいマシンだと思いました。
心の中ではもう「買いでしょ」なんですけど、処理は遅くなったとはいえ、まだ使えるしな、でもRetinaすごいな、と頭が蠢いていますが、ここらあたりで筆を置くことにしましょう。
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